# アイとマニーを送ろう・届けよう 2013 #1/報告と日記
2013.02.13 Wednesday
「縄文トランスで踊って笑って
愛のエネルギーとマニーを送ろう!」
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アイとマニーを届けよう! と ふるまい市 について
POWER TO THE PEOPLE
311のあと、一時は関西へ避難したものの2週間後には東京へ戻ったのには、
ある理由がありました。ラビラビが無我夢中で旅を始めた頃、最初に大歓迎してくれた
のが東北のみんなでした。同時に震災直後、訪ねた先の西日本のみんなの東北へのアツいGiving Spiritと物理的な遠さのジレンマをとても感じました。
「ラビラビ、ちょっと元気づけに鳴らしてよ」
東北のみんなにそう言われたら、すぐに飛んで行ける距離にいたい。
西のみんなのアイとマニーをすぐに届けられる距離にいたい。それが理由です。
西日本を旅し「アイとマニーを届けよう!」と名付けられたカンパを集め、
西日本の安心でおいしい食材に換え、東北を訪れたときに「ふるまい市」と名付けて
みなさんに持ち帰ってもらう。音旅の中、そんな活動をできる範囲で続けています。
ゆくゆくは西の農家さんと直接繋がって交流が生まれてって欲しいと願っています。
PEOPLE TO THE PEOPLE!!!
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とうちゃんのためなら エンヤコラ
かあちやんのためなら エンヤコラ
うるおぼえのわたしの 'ヨイトマケの唄' に
おばあちゃんたちは なみだをながして合わせてくれました
自分ではない誰かのために、エンヤコラと腰を据えふんばる。それは愛だし、愛を込めると祈りになる。おばあちゃんたちと紅白歌合戦の話をしながら、ヒトはその愛に震えるのだとつくづく感じた。そこには老も若も男も女もないのだと。
'もうも戻れることはないのだろう' うすうすそんなことを感じながら仮設住宅で暮らす日々。福島いわき市南台にある今だ避難区域の双葉町から来られた方々にとって、交流のための必須アイテムは「お茶」なんだなと分かった。お茶でもどうぞ。これは孤独を回避する最強のキーワードなんだ。お茶をお配りしたときの、うれしそうなどよめき。提供してくださった静岡の、西のみなさんにお聞かせしたかったです。
翌日は三春町のcafe narumariへ。20代,30代の方が多い会場では玄米,お味噌,お漬けものがとてもとても喜ばれた。「いいものを食べて出してこう!」笑いながら言い合い、ふるまい市は西の農家さんへの感謝と大盛況に包まれた。
彼らのなかに放射能に無関心なヒトはいなかったし、彼らのひとりはこう聞かせてくれた。「福島に住んでて、放射能に無関心なヒトなんて誰もいませんよ。普通に平日仕事してて、めちゃくちゃ関心なさそうなヒトの口からも被爆とか線量とか言う言葉、出てきますもん」
そして '風土に根が生えて' 福島に暮らしていることを
仲の良いヒトからでさえ、なかなか理解してもらえないことを
もどかしく思っているようだった。
今回は まさに今現在、福島第一原発で働いている20代の方の案内で浜通りと言われる地域の海岸線をどんどん北上していった。岩手,宮城の海岸線がそうであるように、暮しや復興の歩みを進めつつも、巨大な瓦礫の山や雑草が生えた建物の基礎が続く場所をえんえんと通り過ぎた。
楢葉町に入り、すれ違う車は圧倒的に少なくなった。ここはまだ昼間の滞在しか許されていない。そしてかなりの車からは防護服を着た人たちが見えた。除染のため草が刈られた田畑には季節の実りではなく、その刈られた草を詰め込んだ黒い1t袋が何個も、何十個も、何百個も、置かれていた。行き先は決まっていない。草たちは来年も伸びてくるのだろう。
やがて、今だ全国の警察が持ち回りで警備を続けている避難区域ギリギリの20km地点までたどりついた。まだ根が生えている草木たち。同じようにここに根を持ち、またここで生きるのだと我が家の除染,改修をするヒト。避難区域の入口で、張りつめながら警備を続けるここに根を持たないヒト。黒い1t袋。倫理、常識、価値観。いったいどれがどう役に立つのか分からなくなる。少し雨が降りはじめる。
車を降りて 海岸線に出てみた。
ヒトのくらし
そのために造成したもの
そこからヒトがすっぽりといなくなること
そこにある、劇的に '何かがない' という感覚
やがて草に覆われて なにごともなかったかのように消えてゆくとしても
'場' という地球の細胞に '寂しい' という感覚が残ることを知った
なんともない って思ってない
むしろ強烈に 寂しいと思ってる
地球さんは このやかましい、手のかかる人類を 愛してる
すべての生き物を その痕跡さえも
消えては現れることを受け入れようとしている
海岸線をあとにし、Jビレッジへ向かう。特別に案内していただいた。ここは震災直後、多くのメディアで取り上げられた東電のベースキャンプ。福島第一原発で作業に従事する人々が皆、ここで防護服に着替えてバスに乗り原発に向かい、戻ってくる。ちびっこに夢を与えるサッカー村は今なお最前線基地だった。
この 異 常 な 緊 張 状 態 のなかで
今この瞬間も 列島(地球)を救うために働いているヒトがいる
まずはその緊張状態を
すこしでも解くこと
暮らしていた人々の生活もふくめて
この異常な状態を収束させること
い ち ば ん は そ れ だ
と確信した
どうしても
そのためにひとつになりたい
そこには推進派も反対派もないのだ
再稼働してもしなくても
収束させなければならない状況は
みな同じなのだ
みんなでおなじ土俵に立って
人類すべての知恵を結集させて
これを乗り越える
わたしにも原発に対する思いはある
重み付けもある
それよりも この異常事態を脱するために何ができるか
自分で考えて
愛を込めて
動いていくしかない
そう思った
「西の方々に くれぐれもありがとうございますと伝えてください」
いつもみんな
くちぐちにそう言ってくれます
最後にあらためて
くれぐれも
伝えたいです
西の皆さん
いつもチカラをかしてくださって
ほんとうにありがとうございます
列島はLOVEでつながっている
POWER TO THE PEOPLE
PEOPLE TO THE PEOPLE!!!
ひとつになって
ウネリおこして
【アイとマニーを送ろう】
12.1sat @神奈川 平塚市 HAPPY MOUNTAIN BAR「かさまつり」
・アイとマニー : 23,500円
12.13thu @静岡 浜松市 PAYAKA「新月のART SHOW×縄文トランス」
・アイとマニー : 3,000円
12.15sat @鳥取 米子市 BREAKS「NAGEPPA 5th ANNIVERSARY」
・アイとマニー : 1,550円
12.16sun @岡山 岡山市 YAWD「ちょっと気になるフリーマーケット」
・アイとマニー : 1,800円
12.18tue @広島 広島市 cafe まーくる
・アイとマニー : 32,998円
12.19wed @福岡 福岡市 Kieth Flack「縄文宇宙トライバル SPOOKY/RaBiRaBi MIX」
・アイとマニー : 3,375円
12.21fri @岡山 津山市 Sol Cafe & gajah「冬至のキャンドルナイト in 津山」
・アイとマニー : 6,244円
12.22sat @京都 左京区 VIVA LA MUSICA「LOVE LA MUSICA!」
・アイとマニー : 3,726円
12.23 sun @徳島 名西郡 神山スキーランドホテル「楽音楽日 平和な村の冬祭り」
・アイとマニー : 1,506円
1.25 fri @静岡 藤枝市 やまびこスペース「あの日を忘れない為に語り継ぐものがたり」
・アイとマニー : 13,206円
◉アイとマニー募金総額 : 90,906円
◉物資提供 :
・有機白菜の浅漬け 大きな段ボール1箱分 (ムラセ モトヤスさん / 岡山)
・みかんおおきな段ボール2箱 (人と農・自然をつなぐ会 / 静岡)
・もち米20kg (みやもと山さん / 千葉)
【アイとマニーで購入した食べ物】
・無農薬 無科学肥料の有機新茶 50g入り 25袋 11,000円
静岡 藤枝市で1976年から無農薬、無化学肥料で生産するお茶農家さん
「人と農・自然をつなぐ会」
・非遺伝子組み換え 在来種 有機大豆 6kg 5,400円
国産有機大豆味噌 500g入り 40袋 16,000円
有機玄米餅 11袋 11,000円
沖縄産シママースで作った昔ながらの梅干し 150g入り 20個 6,000円
千葉 匝瑳市で1200年続く完全無農薬,無化学肥料栽培をされている農家さん
「みやもと山」
・有機玄米 61kg 40,000円
兵庫 丹波市の有機農家さん
「ひょうたん農場/須原隆一さん」
・送料 1,600円 ※94円分はラビラビで補充
◉総計 : 91,000円 残金0円
【アイとマニーを届けよう・ふるまい市】
・2月2日
福島 いわき市 南台
◯双葉町の方々が暮らす仮設住宅のみなさんへ
有機玄米/31kg 合鴨米の餅米/10kg 有機大豆味噌/10kg
梅干/3kg 有機玄米餅/15袋 有機新茶/25袋
有機みかん/段ボール1箱
・2月3日
福島 三春町
◯cafe narumariにてふるまい市に来てくださった方々へ
有機玄米/31kg 合鴨米の餅米/10kg 有機大豆味噌/10kg
国産有機大豆/6kg 有機玄米餅/18袋 有機白菜浅漬け/段ボール1箱
これからもその時期,状況に合った物資
安心でおいしい食べ物を届けていけたらと思っています
上記のような内容でよろしければ、わたしたちでかならず届けます
よろしければどうぞご協力お願いいたします
最後になりましたが
双葉町のみなさんにつないでくださり
当日も丁寧にそして正直に案内してくださった、
須賀さんご兄弟のおふたりに
あらためて感謝いたします
ありがとうございました
2013.2 ラビラビ