なわふみ日記

- nawaはサンスクリット語で ’ あたらしい ’  
- fumiはアイヌ語で ' おと '   ラビラビの音旅 ' 縄文 ' 綴りです
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# 動き出した
-Text : ナナ
-Date : '11.3.21 mon 春分の日
-Weather : 雨
-Place : 山口 周南市 PEOPLE
-Named : NO OCEAN,NO LIFE
-Live Start : 22:30


エネルギーシフトの勢いが加速したのを実感する、ものすごいエネルギッシュな夜。
震災後、どんどん西へ西へ移動し、春分の日という節目に山口県周南市へやってきました。

東北で起きた震災、山口県の人達からすればだいぶ遠くで起きた事なのではと思っていました。
ところがそうではありませんでした。他人事ではない、そう感じている方をライブ会場以外でも
目にしました。

駅前の食堂へ入ると常連さんらしきおっちゃんたちが昼間からお酒とおばちゃんの手料理を楽し
んでいる。何を話しているのかと思えば「もう上関に原発はいらんだろ」と。山口県では新たに
上関原発というのが建設予定されています。駅前のコンビニは東京よりもずっと節電していたの
には正直驚きました。





この日集まったアーティストは、山口のラスタマンと言えば、のSKATYとハヤトくん、長野県
大鹿村ANBASSAのたけるとタカ。普段から上関や祝島へ駆けつけ地球さんを愛する若者代表
者。この日は[ぜぇぇぇっったいに、上関原発の建設はストップさせてやる!!]という想いの
エネルギーが物凄かった。

みんなものすごく優しくて意思はものすごく強い。私達が隊長と呼ぶ冨田さんの先導でお客さん
と共に集まったみんなでトークシェアリング。祝島や上関の海の上で建設をなんとかくい止めて
きた虹のカヤック隊 原さんも参加。適切な表現かどうかはわからないけど、あんなに面白い
トークセッションは初めてだったかもしれない。





今だからこそ、初歩的な疑問も、矛盾も不安も多くでてきて当たり前です。
「今は原発の危険性知ってしまったから怖いし嫌だな・・・
 でも自分は電気使うからやっぱり反対とか嫌だとか言うのは矛盾してんのかな・・・」
そんな事思ってる人もものすごい多いんじゃないかなぁと思います。

矛盾してていいと思います。嫌とかイイ!とかそういう感情にまず素直になって、
それからみんなで知恵を出し合っていけばいいじゃないか。と私は思うタイプです。




PEOPLEのバーカウンターには募金箱が設置され、全額募金になる特別メニューもありました。
クラブ営業など、世間では[不謹慎産業]なんて言う方もいると聞きました。いざという時、それ
ぞれが一生懸命に決断して行うことに不謹慎だなんて事、無いと思います。各自それぞれのサイ
ズでできることをやればいい。





予想外な展開が多かったですが、ラビラビの演奏も同じく、でした。ホールのサイズに対して
めちゃくちゃデカイ(笑)スピーカーで、クラブサウンド仕様の演奏は集中力も高まりとても
楽しい。本当にあっという間のライブでした。




地球さんが大きく身震いをして、日本が揺れ、みんなが揺れ 動く。
偶然にも北海道から九州まで短期間で一気に南下してきましたが
たしかにみんなが同時多発で揺れて動いていると感じました。


最後に、私のカホンを作ってくださった宮城県石巻ARCO percussionの青沼さんの安否が確認
できました。まだまだ町は大変な状況には変わりなく、流通もストップし、工房もいつ再開
できるかめどが立たないとのことでした。

青沼さんがとっても丁寧に手作りするアルコのカホン、最高の楽器です。
1日も早い復興を祈りながら、全国で鳴らしていきます。。

・ARCO PERCUSSION : http://www.hi-ho.ne.jp/arco/




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# 音の「ちから」
-Text : Piko
-Date : '11.3.20 sun 満月
-Weather : 雨
-Place : 福岡 糸島市 CADILLAC RANCH
-Named : 旅 太鼓と太古 春の満月ラビラビ祭
-Live Start : 22:30




2011年3月11日午後2時46分からこの日までの9日間を
現実として受け入れることが出来たのは、音の「ちから」でした。





北海道からフェリーで八戸港に着いた1時間後に八戸市街で震災に合い、2日かけ東京に着い
たら今度は原発が大変なことになりとりあえず実家のある大阪へ。

3本のライブがそれぞれの事情で延期、次のライブが九州だったのですがこんな状況でやれる
のか話し合った結果、3人とも確かな理由があったかどうかわからないけれど、行きたいと強
く思い福岡へ。







九州のスーパー魔女MAYUMISUNがオーガナイズしてくれた『春の満月ラビラビ祭』
地元の縄文臭ぷんぷんのいかした仲間の方々のサポートで
ゆる〜くとってもリラックスできるすてきなまつりが深夜までつづきました。






震災後初ライブも「ただ息をあわせることだけに集中する」といういつもの演奏ができたんじゃ
ないかと思います。糸島キャデラックランチにHiraLionさんのvjとラビラビの音とみんなの
波動でハイパー縄文ワールドが出現してたかも!?

・HiraLion : 







ラビラビは音を出すことが生業だし、生きることそのものなんだとすごく実感できたし、
「行きたい」と強く思ったのは「生きたい」ということだったと分かりました。
あたたかくラビラビを迎えてくださったみなさんに感謝です。ありがとうございました!
そしてちきゅうさん(うちゅうさん?)の創造物『音』の『ちから(パワー)』に感謝!!




かしこ


ps:
4分ぐらいつづいた揺れは確かにアースビートでした。
怖かったけどちきゅうさんのグルーヴしっかり体感させていただきました!




| comments(0) | trackbacks(0) | 00:11 | category: 音旅 |
# 世界が変わる前日
-Text : あずみ
-Date : '11.3.10 thu
-Weather : はれ
-Place : 北海道 苫小牧市 bar OLD
-Named :  シンクロ
-Live Start : 20:00


今思えば この日が世界が変わる前日だったんだ
写真を見ていると そういえば...てことがたくさんある
でも まぁ後付け
そのときは 北海道を離れるのが 
さびしくて さびしくて


でもね ひとつだけはっきり憶えていることがある
おひさまの輝き方がはんぱじゃなかったんです
北海道の この景色だからそう思うのかなぁと
なんども首をひねったのです
あんまりにも輝いてて 何十枚も写真を撮りました





知床の朝、流氷におおわれて波の音ひとつしない沈黙の真っ白な海を見て以来
「白と光」にずーっと包まれていた
札幌への移動中も、この日の苫小牧への道中も
それは翌日八戸に着いて 東京にもどるまで続いた

白と光
もしかしたら もうシフトがはじまっているのではないか

と何度も思った




OLDをきりもりする「かたつむりスピード」のおふたりとは、昨年のRising Sunで会いました。
あのときのタイラクルみたいな、木と仲良しな空間は、もともとクロゴメくんのおじいさんの
持ち家を改装したものだそうです。お店で遊んでるみんなに気を配れる、目が届く、でもお客
さんはリラックスして遊べるサイズの空間でした。床の間みたいなステージから土間に集まる
みんなを見ながら演奏している、そんなひとときでした。







演奏しているとき、不思議な感覚になったのを覚えています。土間のような吹き抜けのホール
の上の方に、青い龍がとぐろを巻いているのです。天井の真ん中にぶらさがったミラーボール
のあたりにちょうど顔があって上を向いていました。わたしの好きな薬師丸郁夫さんの絵に
そっくりな龍でした。ミラーボールに照らされた龍はその回転する光のなかでグルリグルリと
とぐろを描きつづけていました。




そして↓の集合写真が、震災前の最後の写真になりました。
ここから後のできごとは、最後にツイッターのつぶやきで残しておきたいと思います。


この列島は揺れている
わたしたちも揺れている
地球さんは変わらず生きている

ラビラビは奇しくも
このひと月で 北海道 本州 四国 九州を訪れる
震源地を中心として 各地の温度、表情はまるで違う
東京は今や パニック都市だ
お金で不安を解消しても
放射能は消えない

それぞれが自分の判断で動くとき
人間力よ 目覚めよう
もう誰かの大きな犠牲の上にしか成り立たない繁栄は やめよう
心から謝罪し 誠実に生きていこう

生きよう!
生き抜こう!
そして笑顔で 
かならず再会しよう




2011年03月11日(金)

・posted at 16:56:21
 ラビラビ生きてます。あと30分遅ければ八戸港の津波に飲まれていました。テレビを見て震
 え上がりました。明日の久慈ビリーブ、あさっての仙台パンゲアの状況の分かる方、教えて
 下さい。
 
・posted at 18:45:52 
 電気、水のない宿をキャンセルして動くことにしました。八戸から4号線を目指します。幹
 線道路は信号のみ復旧。東北地方のライフラインの情報が更新されたら教えてほしいです。
 どこかで給油できますように。東京八王子高尾の状況が分かる方がいらっしゃったら教えて
 ほしいです。

・posted at 23:01:40
 盛岡近辺までたどり着きました。自家発電で給油してくれるスタンドを発見しなんとか明日
 仙台あたりまでは行けそうです。今夜は水道が通ってるトイレがあるスタンドで車中泊しま
 す。ラビラビは大丈夫です。たくさんのメッセージありがとう。被災された方々がどうか寒
 さを乗り越えられますように。

・posted at 23:12:49
 【お知らせ】明日の岩手 久慈ビリーブのライブはライフラインすべて寸断のため中止とな
 りました。申し訳ありません。復旧したら、必ず、行きます。あさっての宮城 仙台パンゲ
 アは分かり次第お伝えします。

・posted at 23:52:13
 岩手北上市から国道107号線を通って日本海に抜けるルートで通行止めは出ていますか?
 教えてほしいです。秋田県の停電状況はどうなっていますか?給油が心配です。



2011年03月12日(土) 

・posted at 04:33:18
 今大きな余震が来ました。大地震初体験のナナはショックが大きく慌てて目を覚ましていま
 す。ピコは体調が戻らず発熱してます。明るくなったら日本海へ抜けようと思います。絶対
 に東京に戻ろうね、と言い合ってます。絶対ふたりを支える。

・posted at 04:37:27
 気仙沼の、熊谷もんさん、もんさん家族の安否をご存知の方はいらっしゃいませんか?石巻
 のチダ原人+ナッツさん、武藤 北斗くんは大丈夫でしょうか?

・posted at 06:46:16
 動きます。まずは北上市から107号線で横手市を目指します。通行止めは出ていないようで
 す。あとはガソリンがどこまで持つか。北上市、横手市、湯沢市の給油状況、通行止め状況
 が分かる方、どうか教えてください。

・posted at 11:27:42
 秋田 十文字。やっと電気復旧地域に入ったようです。給油も奇跡的に出来ました。今日は13
 号線から347→287→113号線を通って山形 小国まで目指そうと思います。明日の宮城 仙台
 パンゲアのラビラビの出演はキャンセルになりました。くやしい。復旧イベント、かならず
 やろう!

・posted at 11:34:25 
 ラビラビ、大丈夫です。情報、応援、ほんとうに感謝しています。今選んでるルートも全部
 みんなからの情報提供のおかげです。ひとりひとりにお礼ができなくて申し訳ありません。
 あと何日かかるか分からないけど、3人で東京に帰ります。

・posted at 19:57:59
 山形 小国にたどり着きました。ここを訪れるといつもサポートしてくれるみんなが数十時
 間ぶりの温かい夕食、寝床を用意して待っていてくれました。「命びろい」とはまさにこ
 のことです。温泉ではそんな状況の人からお金はもらえないと無償で入らせて下さいまし
 た。ピコも少し回復しました。

・posted at 20:19:17
 【教えてください】山形 小国113号線から東京 八王子 あるいは 川崎 二子新地 までの
 一番安全なルートが知りたいです。またそのルート上の給油状況も分かればありがたいです
 。あと1回給油すれば、東京まで行けると思います。明日、早朝発ちます。



2011年03月13日(日)

・posted at 05:34:00
 関越自動車道が通行可能というのはほんとうでしょうか?教えてほしいです。

・posted at 07:14:24
 朝7時。動きます。山形 小国から113号線を日本海へ抜けて、北陸道→関越道。何も起こら
 ず、給油できれば無事東京までたどり着きそうです。小国のみなさん、このご恩は忘れませ
 ん。ありがとうございました。

・posted at 07:22:58
 情報を共有します。青森八戸から主に4→107→13→113号線を抜けて山形小国に入りました。
 ここまでで通行に問題があるところは特にありません。給油も注意して探していれば見つか
 ります。電気はほとんど通っていません。一部は水も。北上される方の参考になれば。

・posted at 09:48:01
 越後川口を通過しました。日本海東北道、関越道、問題なく通行できます。給油もできまし
 た。東京まであと約200km。

・posted at 12:49:54
 東京都に入りました。ただいま。ラビラビ生きて戻りました。ながい2日間 だったな。

・posted at 13:23:42
 凍りつく夜に懐中電灯1つで商品を提供し続けてくれたコンビニの店員さん、東京へ戻るな
 らとガソリンを満タンにしてくれたスタンドの方、お金はいらないとお風呂を貸してくれた
 女将さん、宿と食事を提供してくれた小国チーム。全国からの応援、情報。みなさんのお陰
 で命びろいしました。忘れません。

・posted at 13:31:35
 ひとりひとりにお礼が言えず申し訳ありません。これからの音旅で少しでもお返ししていけ
 たらと思います。ほんとうにありがとうございました。ラビラビ PS:ピコ、だいぶん元気
 になりました!

・posted at 19:52:25
 ちだ原人さん/武藤北斗くん/熊谷もんさんの 生存確認! 久慈の田村くん、苫米地サト
 ロくん、ナッツのメンバーの安否をご存知の方はいらっしゃいませんか?



2011年03月14日(月) 

・posted at 19:40:13
 がんばれ!東電!そしてこんなにつらい思いをする原発は、もうやめよう?



2011年03月15日(火)

・posted at 15:25:29
 ラビラビ、東京を脱出します。30kmではなく300km圏内の人はとにかく離れた方がいい、
 との福島原発で働いていた友達の言葉を信じます。「何か」があった時、東京にいては手
 遅れなのです。「心配性だね」と後で笑われたい。直感を信じます。みんなも自分の直感
 を信じて、動ける人は動こう。

・posted at 17:24:39
 【お知らせ】明日静岡島田市チャールストンで開催予定だったワークショップですが、延期
 となりました。11日八戸で震災にあい、なんとか東京に戻れたら原発が爆発し疲労や心労が
 ピークのメンバーがいます。言い訳です。ほんとうに申し訳ありません。避難し、リセットし
 週末かならず復帰します。



2011年03月16日(水) 

・posted at 18:38:03
 生きよう。生き抜こう!そして青森をはじめとする大好きな東北へ。生き抜くみんなへ。よ
 かったら観てください。「jomonism祭」 http://bit.ly/fj4Lek



2011年03月19日(土)

・posted at 17:39:47
 地球に近寄ってくれたお月様を抱きしめて伝えよう。傷ついたヒト、町、いきものぜんぶを
 優しく照らしてくださいと。そろそろ特別な満月の夜がはじまる。




| comments(0) | trackbacks(0) | 22:18 | category: 音旅 |
# 再び知床 → 札幌 Raw Lifeへ
-Text : ナナ
-Date : '11.3.9 wed
-Weather : 晴れや雪やくもり
-Place : 北海道 札幌市 cafe Raw Life
-Named : 
-Live Start : 20:30




今日3/23、北海道ツアーを振り返りながらブログを書けることが改めて有難いと思う。北海道
では無事に全てのツアーを終え、本州へ渡った1時間後、震災にあいました。インターネットを
通じて全国のみなさんからの声でラビラビは命拾いしました。
ほんとうにありがとうございました。




あれから約二週間、バタバタと落ち着かず時間が経過しました。自分は無事であったというの
に正直こんなに気が動転してしまったのは初めての事でした。被災地の方の心労疲労は計り知
れません。どうか一日も早く普通の生活が戻ってきますように心から願っています。





はやくラビラビの音楽を聴いて元気をもらいたい、そう言ってくださる方もいます。全力でこ
れからも届けていきます。neonativeを合言葉に、ネオな日本になっていきますように。




北海道知床・札幌、北の大地ツアーいよいよ後半です。3/6の北海道北見ライブを終え、2日間
のオフ。メンバーで相談して、やっぱり「再び知床へ」という事に。




知床の地へ入り空を見上げたらここでもオオワシの幼鳥が旋回しお迎えしてくれました。半島
を進み遠く遠くに見えるのは真っ白な・・・海!!!! そう、知床へこの時期行くのなら絶対見た
いと思っていた流氷がやってきていたのです。

前回知床に来たときから行ってみたいと思っていた「CAFE PATH」という知床の根っこのよう
な場所に建つロケーションカフェで、オーナーといろんなおはなしをしたりすてきな本を開い
ては流氷を眺めて過ごしました。ここでいつかライブをしよう、という約束もしました。
冬の間だけ現れる氷の海岸線は日々カタチを変化させるそうです。
外には長くいられないほどに冷え込んでデジカメ君は固まるほどでした(^^;)






空の様子が変わりまた雪が降る。流氷と雪山に挟まれながらさらに半島を進む。ちょうどごは
んタイムだったのか、山は鹿だらけ。鹿さんたち、ごはんを探して雪に顔をうずめています。
鼻が凍るんじゃなかろうか・・・・余計な心配をしながら目指すは知床の宿。

源泉かけ流しの温泉で大地の熱を、知床のエネルギーをいただいてきました。
あずみいわく 「塩スープ」
うん、ほんと、むしろ自分がスープの出汁になってしまったのかふやけて爆睡しました。






翌日はよく晴れ、どうしてもさらに流氷に近づきたくなり、海へ降りました。
初めて歩いたオホーツク海の氷の上。
耳を澄ますと小さな水の音がキラキラと聴こえて綺麗で綺麗で。
嗚呼、冬の知床へ来て本当によかった、と鼻水垂れながら思いました。

次のライブ会場札幌まではどうやら半日ほどかかる。半島を離れる時にはまたまたオオワシが
三羽旋回してマタネと言ってくれた気がしました。長い道のりの途中もうひとつの絶景ポイン
ト[層雲峡]の神々しさに心奪われながら札幌へ到着。







cafe Raw Lifeライブ当日。
除雪により積み上げられた雪で町じゅうに白い壁ができている。お店が・・・見えない・・・看板・・
埋もれてる・・・(^^;) 店内には緑(いわゆる観葉植物)がいっぱい。この寒さのなか、どの緑
も元気。家でお留守番をしている植物の事を思い出し元気かなぁと想いを飛ばしました。

雪降る平日、にもかかわらずたくさんの方が遊びにきてくれました。阿寒や二風谷では会えな
かったアイヌの友達や、札幌ライブのときは毎回来てくれる友達にも会えました。






いくら雪が音を吸い込んでくれるとはいえ、住宅街の中みんなで大セッションまでして大盛り
上がりできるなんてすごい!cafe Raw Life(^^) 全力で、は常からですが、だしきって
ヘロヘロになってしまいました(^^;) 札幌の人たち、こころなしか雪の積もったこの時期、
よりいっそう元気な気がしたのは気のせいかなぁ???










| comments(0) | trackbacks(0) | 01:59 | category: 音旅 |
# Fantastic HOOPLA
-Text : あずみ
-Date : '11.3.6 sun
-Weather : はれ → ゆき
-Place : 北海道 北見市 HOOPLA
-Named : SOUL SHAKEDOWN PARTY #10
-Live Start : 22:00


311 がくる前の
写真を見てると
なんだか泣きそうになる

地球さんが あれだけ揺れたんだ
わたしたちが 揺さぶられないわけがない
でもいまは 北見でのできごとに寄り添って
レポートを残しておこうと思う
だって 2度目のHOOPLAが
最後のHOOPLAだったから







『冬の北海道にラビラビを。絶対実現させるんだー!と一番声を上げてくれてたのが、今夜
 の北見/HOOPLA CREWでした。8ヶ月ぶりの再会を2羽のオオワシが祝福してくれて、
 とうとう夜がやってきました。22時、ふたたび北見で鳴らします!
 2011.3.6 20:48:35 Twitterより』






いちばん声をあげてくれてた本人は、この日会場にいませんでした。でも知ってるんだ。イ
ベント直前に降った雨を見たとき、彼が泣いてるってわかりました。本番中も背中からその
場にいられない悲しさをすごくすごく感じました。それは重いくらいで。でも途中で思った。
「ぜんぶすっとばそう」って。お店の屋根を全員でぶっとばして北見にビッカビカの光の柱
を立てて、ミラーボールで彼のところまで振りまこう、って。イベントが終わってフワフワ
のパウダースノーがにわかに降り積もって、彼からの「ありがとう」が聞こえました。








HOOPLAは3/26にCLOSEします。偶然にも(いや、偶然じゃないのかな)3月に呼んでくれた
和僑くんをはじめとするHOOPLA CREWにとても感謝しています。そして彼を囲む人々の素晴
らしさに今回も感激しました。あったかくて、ゆかいで、笑顔が似合って、情に厚い。
麻特区、北見。
UFOバンバンの北見。
ラビラビは大っっ好きです。


『【コップンカー^^北ツアー9日目】北見 HOOPLA 今回もいい夜でした。誰かを想う気持ち
 がひとつの夜を創り上げ、全身で遊ぶことでHappyがスパイラルして昇華していく。やんち
 ゃメンズとかわいいレディス☆新潟チームと似てる。いつかくっつけたいな。ゆかい王国が
 続々誕生するように。 2011.3.8 08:09:17 Twitterより』




北見のみんな、 また会える?
この列島はいま ぐわんぐわん揺れてる
でもHOOPLAは その数ヶ月前から揺れてたね
もしかしたら そのころから「何か」がはじまっていたのかもね

彼にまた会えるまで 
もちろんそのあとも
また何度でも行きたい
ゆかい王国のひとたちの笑顔が
この列島には必要なんだ

全力で あそぼう
また 会ったら

あそんでくれる??






| comments(4) | trackbacks(0) | 22:45 | category: 音旅 |
# 生き抜こう(311に寄せて)


まず 被災地の寒さが1日でも早く和らぎ
亡くなられた方も 今精一杯生きておられる方も
すべてがあたたかさに包まれますよう



3月11日 午後
冬の北海道ツアーを終え苫小牧から乗ったフェリーは、13時30分 青森八戸港に着きました。
下船して港を出たのが14時前。八戸市街の友達のおいしいお蕎麦屋さんに立ち寄り、和やかに
話していたときに それは起こりました。直後の津波が、ほんのさっきまでいた港のすべてを
押し流している映像。 死んでいた と震え上がりサバイバルがはじまりました。

あの瞬間から今日まで あらゆる場面でラビラビを支えてくださった方々に
この場をお借りして 心から感謝を申しあげます 
ほ ん と う に あ り が と う ご ざ い ま し た



本州に戻り、今日までに行なうはずだった3本のライブ
3/12 岩手 久慈市 cafe Believe
3/13 宮城 仙台市 PANGAEA
3/16 静岡 島田市 cafe Charleston
2本は被災が激しく、1本は自分たちの心労と疲労のために中止せざるえませんでした。
大変、申し訳ありません。この3カ所は、かならず再び訪れます。



あれから7日間が過ぎました。
3人でチカラを合わせ、これからも全っっ力で音旅を続けます。
あたらしいアルバム「Wonderful World」を全国に届けに行きます。
リリースプロジェクトにご協力くださった方々、お店の中には
被災された方もいらっしゃるはずです。
その方ひとりひとりに、なんとしても届けます。



生きよう!

生き抜こう!

そして笑顔で再会しよう

生まれ変わろうとしている この列島のどこかで



3月19日 満月前夜
ラビラビ
あずみ Nana Piko







| comments(1) | trackbacks(0) | 05:26 | category: 日々ラビ |
# ほんと意味での「トランス」
-Text : あずみ
-Date : '11.3.5 sat
-Weather : ハレ!
-Place : 北海道 阿寒湖アイヌコタン オンネチセ
-Named : 阿寒湖畔音楽祭 ふゆのあかり
-Live Start : 22:30


いま これを札幌の宿で書いています。つくりや色のトーンがチェンマイノ宿に似ている。いき
なり時空がスリップ! ほんの2週間前、数千キロ南のチェンマイにいて、Tシャツとビーサン
でおまつりの会場に向かっていた。 2週間後はこんな景色。






湖の上が駐車場になってて、テントがいっぱい張ってあって、つららは自由に伸びてて...
「寒い」という言葉が温い(ぬるい)と実感しました。いやもうここはヒトが暮らす場所じゃ
ないでしょう!?と思わず声に出して言ってしまいました^^; ラビラビ号:ハッパ丸も氷と
泥にまみれて初の冬北海道をしゃかりきに駆け抜けひと休み。









いつも行く喫茶「エルム」でわたしたちもひと休みして会場入り。とうとうオンネチセだ!!
ここはライブハウスでもカフェでもない。アイヌの方が古式舞踊を披露するための、阿寒湖ア
イヌコタンのシンボル的な建物なのだ。2年前、はじめて見たとき、どんなに「ここで演奏で
きたら」と思ったことか。それがこの日、新月の夜に実現するのです。

・阿寒湖アイヌコタン オンネチセ : http://www.marimo.or.jp/~akanainu/






このミラクルはあるヒトのつぶやきではじまりました。イベンターでもオーガナイザーでもない
写真の大好きな彼の「冬の阿寒でラビラビを」の声をわたしたちは聞き逃しませんでした。ラビ
ラビを呼びたいという願い事なんて、すぐに叶うよ!そう言いたかったのです。そこから彼は阿
寒の民芸喫茶「ポロンノ」のゴウさんの助けを借りながら、自力でこのイベントを実現させ、
ラビラビの願いも叶うことになったのです。

・民芸喫茶 ポロンノ : http://www7.plala.or.jp/poronno/
・butcherくんのFlicher : http://bit.ly/hhqxSK




そしてもうひとつ、大好きなマレウレウさんとの共演。ラビラビも最近ライブでやっている、
「ウコウク」というウポポ(アイヌの方の古い唄)の輪唱を聞かせてくれる旭川×阿寒4人の
アイヌユニット。そのなかのリエちゃんとは昨年からの顔見知りでした。マレウレウさんは
天然トランス。ラビラビは縄文トランス。この日、この列島にほんと意味での「トランス」
というジャンルが誕生したのでは?と確信しています。






4人はすごく仲良しで、そこもラビラビと似ています。打ち上げでマユンキキさんと話したこ
とをわたしは忘れません。ライブやなんとなく口にする言葉の端々から、Nativeであること、
根っこがある、ということの偉大さを痛感しました。根っこがあればシンプルでいられる。掛
け値ナシに楽しんだり夢中になれたりする。ルーツというのはそういうものなんだと悔しいく
らい実感しました。そしてわたしたち(和人)はNeonativeになるしかない、探しながら創る
しかないのだと。





打ち上げは朝5時までつづき、3分の2がアイヌの方々のなかで「これからもゆっくり時間を
かけて深い交流を作っていこう」と想いながらいい時間を過ごしました。ヘトヘトになって民
宿「桐」にもどり、かけ流しのお湯に浸かったら、阿寒という名前の地球さんが疲れを全部持
ってってくれました。涙が出るほどでした。この夜のできごとをいつもそばにおいて、これか
らもショウジンしたい。それにしても午前5時、-14℃の湖畔はアイスノンにぎゅぅっと全身
抱きつかれたようでした。






| comments(0) | trackbacks(0) | 12:38 | category: - |
# いよいよ冬の北海道へ!
-Text : ナナ
-Date : '11.3.4 fri
-Weather : 晴れ ときどき 雪
-Place : 北海道 富良野市 Bar AJITO
-Named : 
-Live Start : 20:00




秋田港夕方発のフェリーに乗り込み苫小牧港へ着いたのが朝4時すぎ
ついに、上陸!冬の北海道初ツアーの始まりです





北の大地へ行くときラビラビがいつも立ち寄る二風谷のアイヌ語学校へ。何度も通った道でも
夏と冬では景色が全然ちがう。ポロチセへ続く道はパウダースノウで真っ白。温かく迎えいれ
てくださるレラさんと仲良しマサミとの再会。レラさんにはいつもお世話になっているのでお
みやげを買い込んでよしっ!と思って立ち寄っても、結局その何倍ものお返し、気持ちのギフ
トをいただいてしまう。8月のアイヌモシリ一万年祭でまたお会いしましょうと約束し、明日
の演奏場所、初めての富良野へ向かいました。





実は今回の富良野ライブは、アズミがcafeゴリョウというお店の方にAJITOを紹介していただ
いて実現しました。そのお礼がてら立ち寄ったゴリョウは、ご夫婦で古い納屋を手作りで改装
したというまさに素敵カフェ!(^^) 富良野には関西人が多いそうで奥様のかなこさんも美人
関西人☆すっかり気に入ったラビ一同。ガラス張りの席の向こうは雪と氷の天然芸術作品展の
ようです。小雪が、舞い方で風のカタチを教えてくれたり本当におもしろい。外は氷点下だと
いうのに店内はポカポカでした。






翌日AJITOで真っ先に挨拶したのはアンティークのアニーとバート。ユカイユカイ♪と思って
いたら次にご挨拶したお店のオーナー新居さんと店長トモくんがアニーとバートにそっくり。。
。。笑(ふたりの写真、撮り忘れたぁ・・・遊びに行って確かめてね♪)







初めての場所で演奏するときは聴きに来てくれる方はいるだろうか?などとちょっと思ってし
まいますが、ゴリョウのご夫婦はじめ、北海道ラビラブピーポー☆がありがたいことに駆けつ
けてくれていました!静かな町にどこまで響いたかなぁ。雪もきっとたくさん音を吸い込んで
くれたと思います。






店内に貼られた世界地図には沢山のポイントが記されていました。来店された方の出身国を表
しているそうです。世界中から主にスキーやスノーボードで訪れる海外の方が多い富良野なら
ではです。在庫がとうとう少なくなってきたベイビィ・ブームを喜んで買ってくださったひとり
はオーストラリア出身のエドさん!ラビラビがまだ行ったことのない国へ一足先に旅立っていく
のかなぁ??(^^)

2011年北海道での音初め 無事終了
そしてまだまだ極寒ツアーは始まったばかり!




| comments(2) | trackbacks(0) | 00:03 | category: 音旅 |
# 十文字に春きたる
-Text : Piko
-Date : '11.3.1 tue
-Weather : 小雪
-Place : 秋田 十文字 Mumbling Bar
-Named : CULTURE REVIEW Vol.8
-Live Start : 20:30




秋田の雪の量ははんぱじゃないと聞いてました。湯田温泉あたりにくると白銀の世界が広がっ
てましたが、これでもだいぶ少なくなったそうです。すごっ!






ふたたびMumbling Barにやってまいりましたラビラビ一行。
ひわたしブラザーが地元に遊び場がないのでそれじゃ自分たちで作っちゃえ!と始めたお店。
今までには、ちくちく(知久寿焼)、ちだ原人、ギターパンダなどなど超個性派ミュージシャ
ンが来店してます。ナイスチョイス!




音を出す前にまずは地元の神様にごあいさつし、いざ本番へ。





ドレスコードがワンダフルという指定のもとに集まった、
楽しむ気持ちまんまんな十文字ワンダフル女子部。







最後は後ろのほうにいた十文字ワンダフル男組も一致団結!
まだ春の足音が聞こえて来ない十文字に、
みんなの踏みならす足音ですこし春が来たような気がしました。




次の日に入籍する幸せ者ヒワタシくんの独身最後のショットです。
おめでとう!そしてコップンカッ!


かしこ




| comments(0) | trackbacks(0) | 09:14 | category: 音旅 |
# こんどは北へ!
-Text : あずみ
-Date : '11.2.28 mon
-Weather : 雨 → みぞれ → 雪
-Place : 岩手 水沢市 MIUMIU
-Named : 
-Live Start : 20:30





「コップンカー^^北ツアー」はじまる。タイから戻って4日目で岩手!東京で降ってた雨も東
北では雪!コップンカーはタイ語で「ありがとう」。出発の前日、リリースプロジェクトが無
事目標を達成したお知らせをし、奇しくもこの日から約1ヶ月で列島を縦断することになった。
まさにありがとうツアーなのです。





お店に入ってまず目についたのが、手を合わせたポストカード。一気にタイを思い出した。微
笑みの国でもらったGiftはまだまだ続いている。慈悲のきもち,慈悲の音。リハをしてラビラ
ビの音DNAに刻み込まれていることを直感した。わたしたちの身体をめぐり、やがて自然な音に
なってあふれてくるだろう。




MIUMIUは3回目です。奥州水沢 アテルイさんの里。実在した、まつろわぬ民 エミシの若き
英雄。リリースプロジェクトの大きな目標を叶え、次へとシーンは変わった。これがありがと
うの旅だという気づきも、どんなフィールドにしたいのかという問いかけも、アテルイさんは
じめ様々な出来事が教えてくれる。







今日はちゃんとありがとうの気持ちを伝えられただろうか?演奏はアンコールを含め2時間に
および、水沢女子ジャンベ部ww、ラビラビ、場内一体となって音遊びでおひらきしました。こ
のツアー初日がアテルイさんのそばからはじまってよかった。北の縄文をめぐり、そこに生き
る今の人々へ感謝を鳴らすのです。






| comments(3) | trackbacks(0) | 08:03 | category: 音旅 |
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